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震災と住宅

自分が新築一戸建てを購入するきっかけは、東日本大震災だったと思います。

住まいは自分の両親と妻の両親の家の中間地点にある場所に賃貸住宅に住んでいました。
なんでもない午後にあの震災は起こりました。

自分は直ぐに妻の待つ家へすぐ戻り、安全を確認したあと、両親の安否も確認しました。
幸いみんな無事でした。

しかしその後、余震や停電が相次ぎ、身重の妻を一人で、家に置いておくのは不安だったので、両親に相談したところ、こちらに来れば良いということを言ってくれました。

実家は田舎なので、面積はあるので、自分たちが転がり込んでも特に支障はないと思っていましたが、自分の両親と同居ということを妻がどう思うか気になっていました。

自分はできる限り、この同居は妻やこれから生まれてくる子供の為ということを丁寧に説明しました。妻は了承し、子供が生まれてから1か月くらいを目途に家に戻るということで、折り合いが付き、同居生活が始まりました。

そして間もなく子供も無事生まれ、あっという間に一か月が過ぎ、また自分たちの家に戻ることになりました。

その後3年経ち、娘が幼稚園や保育園に行くまでには定住先を決めたいと常々考えていたので、そろそろ家を買おうかということを切り出したところ、初めは乗り気ではなかったのですが、徐々に妻も家に対する希望を言うようになってきました。

紆余曲折があったものの、武蔵村山で不動産を考えた場合、将来的な面でも実家の敷地に新しい家を建てるという事になりました。

今にして思うと震災時の同居経験があったので、この二世帯住宅購入ということに繋がったのだと思います。

急逝

先月、急な葬儀に参列した経験があります。それは私の母方の祖母でした。

普段から病気などをしたことがない祖母でしたが、急性大動脈解離で急逝しました。

それも直前まで元気でご飯も食べていたので親族一同、驚きでいっぱいでした。

そこで葬儀に参列することになったんですが、大人になってからの葬儀は私にとっても初めての経験でしたので、本当に初体験の連続でした。

特に通夜の晩、遺体と一緒に泊まりこむという経験も初めてでしたし、祭壇を作っているところを間近で見たのも初めてでした。

また、野辺の送りは緊張しました。お棺を開けて花を入れる経験は生きていたときの祖母の姿を見ているので悲しみとともにいろいろな感情が湧いてきて緊張しました。

焼き場へ行き、最後、拾骨をするのも初めてでした。まさか人間があのような姿になるというのは初経験でしたし、特別な気持ちになったことを覚えています。

そこで印象的だったのは、10円玉をお棺に入れていたのですが、それをお守りとして火葬場の方が渡してくれたことです。

ああいった10円玉をお守りにするなんて知りませんでしたし、三途の川の渡し賃とはいえ、祖母の気持ちがこもっているようで感慨深い気持ちになりました。

私は大人になって初めて葬儀から火葬場までの一連の流れを体験しました。そこには人間の最後の姿が間違いなくありました。

弟の留学

私の弟はそれなりの進学校に合格したのですが、高校入学後、学校にいくことができなくなり、すぐに引きこもってしまいました。

それでも卒業まではなんとか我慢をしたのですが、もともと学校というところになじめず、表面上は周囲に合わせていたようなのですが、それも限界になった感じでした。

基本的に頭が良く、勉強はできるのです。

出席日数ギリギリで高校を卒業したにもかかわらず、地元の大学へ進学しました。

しかし、私は半ば予想していた通り休学状態となり、その間アルバイトをしたこともありましたが、長続きせず、趣味のギターのレッスンも一時かなり熱心におこなったのですが、途中でやる気を失ってしまい・・・。

こんな状態ではいけないと思いながらも、前に進むことができず。

学費を工面してくれた親にも申し訳ないという気持ちもありながら自分ではどうしようもない状態でいたようです。

決して楽しい生活ではないようで、日々もんもんとしていたとのことです。

そんな折、住んでいる市の姉妹都市であるアメリカの都市からホームステイのアメリカ人学生が我が家へ来ました。

勝手に息子の刺激やきっかけにでもなればと申し込んだようです。

しかたなく、その留学生を接しているうちになんとなく、やる気をもらったらしく、なんと海外留学をしたいと言い出したのです。

両親もこのチャンスを逃したら本当に引き篭もってしまうかもと思ったらしく大賛成。

私もアメリカ留学の費用を調べて家族で協力し合い、何とかこの春弟はアメリカへ旅立ちました。